ブブンガ村立ヌートリア学園

まとまった文章を置いておくところ(共同)

YOUR STORYのYOUはYOUだった?の話と、アレに基づいた妄想

 マロンです。

 前回のエントリの補記になります。追記しようと思ったけど長くなったらアレだから別エントリにした。

 前のやつ読まないでも大丈夫だと思いますが、一応これ。

YOUR STORYのYOUはWHOなのか - ブブンガ村立ヌートリア学園

 

主人公は成長していたのでは?という反論

 

 事の発端は日曜日の神宮球場、試合のあまりの面白さに雑談を始める私。

 それに触発され、「ドラクエの映画見た?」という話を始める映画好きのY氏。見た見た!と反応する私とN氏。

 Y「面白かったよね!!」

 N「すげー面白かった!!」

 

 えっ……!?

 

 その後、私も、

「映画のつくりとしては面白かったけど私たち(なぎの存在を知ってるから堂々と複数形にできる強み)が見たいのはアレではなかったのだ」

 と訴えたのですが、

 「あれは叙述トリックといって、映画や小説にはよくあるやつなんだよ」

 と解説される始末。

 

 ちげーんだよ、私が引っかかったのは「ドラクエ5の映画じゃなかった」てことで、前半のドラクエ部分すらあと出して否定されたことなんだよ……!などと思いながら、言いたいことは全部ブログに書いたので見てくれ!と言って、読んでもらったんですね。

 

 で、私の書いた、

 「ユア君が成長しないから、映画としては成り立ってない」

 という部分について、

映画のテーマとして、成長しなくていい、というのがあった

ウイルスの「大人になれよ」がキーで、大人なのにゲームってどうなの、って問いに、主人公が「僕にとってはゲームも真実なんだ!」的なことを言うのが、この映画のテーマ的なとこ

 と意見をいただいたわけなんです。

 

 で、それに返信を考えてて初めて気づいたんです。以下が私の返信です。

じゃあやっぱり宣伝の仕方がおかしくて、あの宣伝じゃあみに行くのはドラクエが現役で好きな中年がほとんどなんだから、そんなことみんな前提として見ちゃうじゃん。pixelみたいな、いつまでもゲームが好きなキモい現実逃避野郎だ、という扱いを一旦与えてくれないとわからんよ。

 

 そう。わからなかったのです。

 ユア君が、「ゲームだって僕の真実だ」と認めて成長したことも、この映画が、「あなたたちプレイヤーも、ゲームをやってていいんです。あなたたちの物語なんです」という意味で「YOUR STORY」だったことも、わからなかったんです。マジで。

 なんでかって言うと。

 

 私はドラクエをやってて、彼らの物語を追体験しながら自分の物語を作り上げ、その中で泣いたり、感動したり、怒ったり、怯えたり、悩んだりしてきました。

 それを否定されたことが一度もないんです。

 

 最近はオタクでもいじめられなくなった、と若い子が言って、年寄りが「マジかよ」と驚く構図を、割と最近二度ほど見たのですが、私はちょうどその間の世代になります。

 でも高校のクラスにオタクはいたし、オタクはオタクでつるんで楽しく話したり、逆にチャラチャラした子たちも「好きなものあってすげーね!」という感じで、興味も持たないけど否定もしてきませんでした。

 

 あと、電車に乗ればスマートホンでゲームしてる大人もよくいます。

 1年前にドラクエ11が発売された時、周りでもたくさんの人が買って遊んでいました。

 完全に市民権あると思ってたというか、市民権があるとか認識したこともないです。当然のことだったから。

 

 自分のことを、ゲームなんかに夢中になって大人になれない人間だと思ったことがないから、「大人になれよ」が全然響かなかったんです。

 (※それ以外の部分でなら全然大人になれてない自覚はあるんですけど)

 

 というかこれだけ考えてもまだピンときてないとこもある。ドラマや映画で泣くのも大人になれてないってことになる?それは違う?え?何?

 

 しかもユア君、わかんないけどあの人働いてそうじゃない?社会に出てそう。そんで5の主人公の名前を「ずっとリュカにしてた」とすると小説版発売後からプレイした可能性が高く、ある程度世代が絞れる。

 アトラクションのスタッフにめちゃめちゃ話しかけてたのはキモかったけど、あれがコミュニケーションがバグってるオタクムーブなのかどうかも、絵柄のせいで分かりにくくない?洋画だとよくあのスピードになるから違和感ない。オタクの早口だったのかな。

 ユア君が引きこもりで、いまだにドラクエばっかりやってて……みたいな話でもなかったよね?ユア君、昔ドラクエやっただけだもんね。今は引きこもってFGOFF11ばっかりやってんのかな?知らんけど

 

 だから映画に、「ゲームが好きでもいいんだ!」と言われたのに気づいたところで、

 「はあ、そうですね」

 となる、つうか、

 「わざわざ言われんでもわかっとるわ、舐めとんか」

 に多分なります。

 なりました。

 

 この映画を「説教くさい」と感じた人は最初からそこにちゃんと気づいていたので頭がいいと思います。「YOUR STORY」てそういうことかよ!!てなったわけですもんね。

 

じゃあそのテーマって適切なの?

 

 これは……なんか……、「ゲームなんかに必死になったことを恥ずかしいと思ってて誰にも言えなかった、もしくは他人に馬鹿にされたことのある昔ドラクエ5をやったことがある人」にとっては適切なんだと思います。

 その人がそれを受け取るかどうかは別で……。

 

 そんで、個人的な疑問としては、

 「ゲームなんかに必死になったことを恥ずかしいと思ってて誰にも言えなかった、もしくは他人に馬鹿にされたことのある人」

 って、そんないる??

 

 でも、制作側は、

 ドラクエの映画見にくるやつなんて、昔ドラクエやったことあって、ゲームオタクでキモくて、友達いなくて、家族からも疎んじられてて、太ってて汗かいててくさいか、もしくはガリガリででかい眼鏡をしてて、今まで迫害されてきたかわいそうな中年だろ?気の毒やんか!元気付けたろ!

 って思ったってことで合ってる?

 

 それに気づいてからイライラが止まらないのだが!?

 「ドラクエ5の映画だと思ったのにドラクエ5の映画じゃなかった」については、

 私がうまく騙された

 つうことでクローズしたし相手を称賛もしたつもりです。前回のブログで。

 

 だけどこれはまた違ったムカつきがあるし、そもそも、

「オタク=大人になれてない、キモい」

 って考え方は古いので制作側が押し付けるにしてもすごいダサいし、もしその考え方にピンとくる世代を集めるなら、もっともっと間口を狭めなきゃいけなかったよね。

 

VRには夢がある

 

 映画見た後でなぎさんと喋ってた話。

 

 そもそもあのVRアトラクションの詳細教えてもらえないでしょう?

 でもあれってさ、プレイヤーが、リュカだけじゃなかったかもしれないよね。

 

 もちろん一番人気なのは主人公のコースだし、規模から言っても、所要時間から考えても、あれ、予約制でしょ絶対。そんで、高いでしょ。主人公のコース、6万円はすると思う。わかんない、もっと高くてもおかしくない。一機で1日5人ぐらいの客しか回せないよね。

 でも、要所要所で出てくるNPCを体験するコースなら所要時間も短いし、物語の進行を妨げないようにプログラムすれば、もう少し安いお値段でできるのではないでしょうか。

 

 そこで出てくるのがあのフローラですよ。なぎのエントリにもあった。

 ビアンカと主人公には結婚してほしい!でも、自分がビアンカになるのはおこがましい!が、あの二人の結婚式を見届けたい!という、オタク用語で言うところの過激派のカプ厨が、

 オプションアイテム・変化の杖&謎の薬物

 オプションコース・プロポーズの瞬間を見る

 に設定してフローラコースで来てた可能性、あるのでは!?

 だからお嬢様なのにババアの口調が完璧だったのでは!?

 

 事前ヒアリングで、希望がバッティングしないプレイヤーを集めるのかもしれませんね。

 もしそうだったら何やりたい?て話になったんですけどみんなはどう!?ブオーンとかいいよね。

 

ドラクエ5パートについてとか

 

 だいたい「そういうプログラムだから」で解決するけど、それを言わなかった場合の話

 

ヘンリーなんでさらわれたの?

 本編では、ヘンリーには弟がいて、弟を時期の王にしたい勢力がいて、という話だったように思うけど、久美沙織が混ざってるかもしれない。久美沙織の話はつじつまが合うから……。

パパスの謎の人望

 本編のパパスは実は王様なので、偉い人たちと交友があってもおかしくないんだけども、映画はグランバニアの国そのものが出てこないのでよくわからない。ルドマン何?元彼かなんか?

マリアもそのお兄さんもいなかったんや!

 良かった……妹を逃がしてやったせいでその後ひどい目に遭った兄なんてどこにもいなかったんや……

カボチ村なんてなかったんや!

 良かった……キラーパンサーを連れて帰って来た主人公が「ふざけるな!グルだったのかこの詐欺師!金はやるから出て行け!」と金を叩きつけられる鬱イベントなんてなかったんや……

双子については

 きっとユア君は、使うとMPが減る魔法より、タダで何度でも攻撃できる打撃ユニットが好きだから、もともと娘をあまり戦闘に出してなかったのでしょう。まあそれに関してはMY STORYです。死ぬまで殴れば敵は死にます。

子作りってVR体験できるの?

 その機能があると全然話変わってくるけど。対象年齢とか。ビアンカの巨乳とか、VRの設備とか、所要時間とかなんかいろいろ……

そういえばビアンカ派とフローラ派の戦いって

 別に実際には起きてなくない?

 そういうのが「あるある」として広まった結果、映画の制作側の人が「ドラクエやってる奴って大人になれてねえんだな」て思ったのかもね。アメトーーク!とかでもやってたもんね。あの嘘ばっかりのアメトーーク!で……。オードリー若林に「新日を立て直したのはオカダカズチカ」とか言わせる番組……。

ゲマの顎

 しぬほど長くて先がケツアゴってすごい贅沢じゃない?どっちかじゃない?ずるい。

パパスの断末魔って

 音声で表現するとああなるんだね。

栄養状態が悪い

 奴隷だけど、歯並びはすごく綺麗なのでたぶんまだ余裕があるので安心。私「鉄血のオルフェンズ」見た時も同じこと言ってた。まあアニメで歯がボロボロなのしんどいもんな。

モンスターでも

 うんこは臭いんだねってなぎに言われてめちゃ笑ってしまった。あいつら服もろくに着てないのにうんこの臭いはくさくて嫌なんだね。人間は雑食だからじゃない?てなぎ言ってた。え、モンスターにもトイレあんのかな……。あるか……。

おどるほうせき

 容赦無く切り捨てるリュカ、しんどい。まあこのリュカは魔物使ってないんだけど……。久美沙織版ではちゃんとジュエル仲間にしてたし……

ユア君のプレイ設定

 そういえば、「追加キャラクター1」ってなんのことだったんだろ?デフォルトでついてくるスラりんのことなのかな?

スライムの解釈

 内部に目玉があるわけではなく、表面に平面的な視覚機能がついてるってことでファイナルアンサーでええんか?

メタルスライムって

 剣が跳ね返されるってより、ツルッと滑るイメージだった。

「じゃあ、

 あそこで息子が天空の剣を穴に投げ入れて封印されて終わり、で、面白い映画になったというのか?」というYさんの意見に、「え、面白いかどうかはともかく、ドラクエ5の映画を見に来た層は満足だったと思うよ……」と返すしかなかったし、たぶんここがわからない人は全然わからないよねって話。

 

 前半部分こんなに楽しんでたってわかってもらえましたでしょうか!?

 

みんなこれ読んで

 

なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ - ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

「もーほんとこれ!」ってなった。最初からこれ貼っておけばこのエントリいらないぐらい。

 

ドラクエを「台無し」にした映画ドラクエへの賛辞 - えどきの感想置き場

ちゃんと映画のメッセージを受け止めるべき人が、受け止めた、という話。みんなこうなら幸せだった。

 

映画の感想のような呪詛 - ブブンガ村立ヌートリア学園

前回のなぎのエントリ。何よりハッカーを倒してねえだろ!?!?」という指摘に目から鱗が大量噴出した。

オタク全員きもいから現実見せてやろ、て思ってるやつがVRの外にいるじゃん、そいつちゃんと然るべき処分受けた?それかそこまで含めてアトラクション?なめてんのか?

映画の感想のような呪詛

映画ドラゴンクエストユアストーリーを見てきました。

一緒に見たマロンの感想を読んで「そうだね…」となったのは、一緒に感想をぶつけ合って捏ねたせいもある。

私もだいたいあの意見です。

 

以下、ネタバレ満載で書き殴ってます。ほとんど呪詛。今回はそういうことになってる。

 

ユアストーリーがマイストーリーじゃなかった驚き。

例えば画面右に居る人が、左の人に向かって「あなた」って言ったら、私だって「おっ!?俺か!?」とはなりませんよ。画面左の人を呼んだんだなって思う。だけど、これが物語の最後の最後で、大ゴマ使ってど正面向いて「この世界の名前はあなたが決めてね!」って主人公に言われたら「おっ!?俺が!?」ってなるし、戸惑う。魔法騎士レイアースのことですけど。光ちゃんの視線の先に私がいたこと無かったから驚いたな……。

で、ドラクエって主人公はずっと「あなた」であって、主人公の名前はプレイヤーがつけてきた。わたし、あんなデカいターバン巻いたことないけどドラクエVの主人公だったことあるんですよ。レイアースと違って、これは確かなわけ。小説読んでからは脳内キャラメイクはちょっと変わったけど(主人公=わたし)ではなくなったけど、わたしが見ている物語ではあったよ。

今回の映画の面白みはそのミスリードを用いたことなんだと思うんです。でもさ~、私が映画を観たのは封切最初の土曜の午前中@新宿、客席はだいたい同年代でした。上映時間間際に着席して、ざっと見まわした感じだと子供は居なかった。そらーそうよ、ドラクエVの発売ってかなり昔だもん。私が子供のころにスーパーファミコンで発売したんだもん。だから私のように「おっ!?俺か!?」って心の準備をした大人たちが大勢「俺じゃないんかーーーーーーい!!お前は誰だーーーー!」ってズッコケたと思うんです。「おっ、そうくるか!?」じゃなくて。大好きなドラゴンクエストVが3Dアニメになるっつーから、わくわく二千円近く払って二時間以上座って見てたわけよ。だけど私じゃなかった。私の物語でなかったばかりか、そばかすサラリーマン君の物語でもない。ドラクエVっぽいVRアトラクションを作った製作委員会か何かの物語。

こうなってくると、フローラも「魔法ババアは歯が抜けてるって知ってるお嬢様、結構えげつない魔法薬を使ってくる…市井の暮らしを意外とご存知…」ではなくて「オプションで魔法ババアにモシャスできるように設定して一番近くで推しカップルの結婚式を見届ける、VRアトラクションで主人公以外を選択したビアンカ派強火担」の可能性が出てくる。あのVRアトラクション、たまたまそばかすのユア君が主人公の「リュカ」を選択しただけで他のキャラもいける気がするもんね。何せゲームだから。プレイヤーは一時的に記憶喪失だけど何せゲームだから。

となると、ビアンカに「言っちゃったんだからね」ってあんな顔させたそばかすのユア君、やるじゃん~~!……でもそのビアンカも同時にプレイしてるユーザーの可能性出てきた。スタッフですらあったかも。スラリンが山ちゃんのカッコいい声で「惑うな!!!」って言ってくるくらいだからね、あれはビアンカじゃない可能性ある。存分にある。

てことは、奴隷時代にヒゲが生えて(大したことない量)も歯が綺麗なのはゲームだからだし、子供時代をスキップしたようにマリアのお兄さんイベントもカボチ村の胸糞イベントもスキップしただけだったかも。グランバニアを名乗ったもののグランバニアの国はないし、火をつけられたサンタローズ村もない。スキップしたから、あるいは設定されてないから。今回はそういう設定。

設定。

こういう設定だったなーって思い出すために見に行ったんじゃないんすよね。

家でテレビつけたらやってた、っつーならこんな虚しくならなかった。楽しみにして、猛暑の新宿に出かけたから虚しい。ゲレゲレ(わたしは初回でボロンゴ選択して小説読んだ後はずっとプックルにしてた)の走り方が可愛いとか、小屋の(小屋なんだ!?とはなったね)地下に入った時の埃がキラキラしてたのがキレイだったとか、ポワン様の髪型良かった~~とか、そういうのも全部虚しくなってくる。ブオーン倒したあとの酒場で、ビアンカがおっぱい近づけてくるのを「ウヒョォオオ」って思っちゃったのもゲームだし映画だしって言われて……もう呪いだよなー。

今後エンタメ見るにあたっての呪い。

だってウィルスを駆除しただけだもん。放った奴を殺せよ!!!!!!!!!!!そのハッカー()を殺してくれ!!!ユア君!!頼むよ!!!お前が殺すんだよ!!!!!!!!!!誕生日にスーファミ版のドラクエV買ってもらって夢中で遊んだユア君!!お前公式の存在なんだろ!?!?ハッカーを探し出して殺してくれ。じゃなかったらメタを許した監督だか脚本だかを殴ってくれ!!!!お前ならできる!!二時間近くだましたお前なら!!!!山ちゃんに励まされたお前なら!!!!頼む、お願いだ、殴ってくれーーーーーーー!!!!ギャグ漫画で作者を殴る要領で!!!もはや出来るっしょ!?

これがファンアート(平たく言って同人)作品なら「面白かった」って思えるかもしれない。でも公式なんだよな。これファンに見せてどうしたかったの?もうドラクエは大人が夢中になるもんじゃねーよって?いっそ4DXで客席を水浸しにして「ほんとだよ、ドラクエなんか、3Dアニメなんか夢中になるもんじゃねーわ」って思わせろよ。「そうきたかーーー!」なんてチープなどんでん返しは、世にも奇妙な物語とかでやってくれ。オリジナルでやれ。なんでわざわざ有名タイトルでやるんだよ。他所でやれ。こんなくだまいて尚、ゲームに映画に漫画に夢中になるような大人から金取ってんじゃねーよ。そんなに炎上が楽しいか。

声優の演技(声の演技をしている俳優だから声優って呼びます)とか、ちょっとどうでも良くなったよ。パパスとマーサの年齢差が相当ありそうだなこりゃとか、些末事になってしまった。それまで見てたもの全部どうでもよくなる。だってそうプログラムされてるだけだから。今回はね。

映画のことを思い出すと、すべてに「そうプログラムされてるだけだけどね」「今回はそういうことになってるわけですがね」ってつけてしまえるし、実際に感想を喋ってるときも言っちゃったし、言ってしまうと面白みがめちゃくちゃに減る魔法の言葉だった。

思ってたドラクエVじゃなくても良かった、解釈違いの主人公が出てきても良かった。ドラクエ4コマ劇場を経た我々(マロンも経てるから一緒に括る)(へてる、って語感いいね)は、解釈違いの主人公やキャラなんて山のように食べてきた。全然いける。

ドラクエVを見せてくれるならそれで良かったんだけど~~!?見せてくれるだろうっていう、そこだけは疑わなかったから鳥山明デザインじゃなくても(全体的にキャラデザがベイマックス的だったね)特にひるまずお金は出せた。でもドラクエVじゃないものが出て来るとは思わなかった。誰の何だよ。フィルター挟みすぎでしょ。

 

逆に、どんでん返しまでに出したシーンでのしょぼさ(酒場のシーン、意外とみんなわやくちゃになって飲んで無かった…とか)は「そういうプログラムなの。あのゲームが元だから豪華にし過ぎるのも違うでしょ?」って逃げられるので、それはそれで良かったんじゃないすか?架空のVRゲーム提供者だか製作委員会だかのせいにできるの新しいわね。

余談

ぼんやりと「双子は…?」なんて言いながら席を立って出口に向かう途中で、ぴあの腕章をつけたお姉さんに呼び止められた。出口調査だった。何点でしたか?ってきかれて、凄く悩んで77点って言ってしまった。ニコニコ喋ってるお姉さんに「は?5点。戦闘シーンは悪くなかった。あとゲマの光る顎は良かった」とは言えなかった。紙に書いて投函する形式なら5点って答えられたと思うけど、あんな直後の呆然としてるときには無理っすよ。

結論

クソみてえな映画だと思うし、あれをドラクエVとして売ったことを許さないけど、こうして呪詛を吐いておくことで、またドラクエVを違う切り口で作ってもらえたらいいなって思ってる。何ならもう1回観てきますので頼むよ。

世にも奇妙なドラクエVじゃないやつをな~~~~。頼むよ~~。

YOUR STORYのYOUはWHOなのか

 映画ドラゴンクエスト ユアストーリーをなぎさんとみました。

 自分の感想をまとめるために勝手にここを使って書きます。まだまとまってはない。

 

はじめに

 

 前提として私もなぎさんもドラクエ5が好きで、久美沙織の小説が好きで、二人ともハードカバーをぼろぼろになるまで読んでて、それがきっかけでより仲良くなったとこもあります。

 ですのでリュカ問題、および、クレジットに久美沙織どころか鳥山明もない問題など心を痛めてはおりますが今回はその話はしません。

 

鑑賞直後の率直なやつ

 

 まずネタバレなしの自分のツイート。

 

ドラゴンクエストユアストーリー見た。えーと、ドラクエはやったことあるひとが見たほうがいいです!あと、映画としてはすごく良くできてる。映画好きな人には特に面白いかも。

 

ただ感情的には、ユアストーリーと聞いていたのだが、そのyouは私ではないんだな!?となってしまってもやもやする。

 

こんなに何も突っ込めないし意見を言うととんちんかんになる映画初めてだから、傑作ではあるんだと思う。レアだから見たほうがいいけど、ドラクエ全然知らないとこの衝撃にはならないから、私にちょうどよかったんだろうなー

 

映画ドラクエ見た後、私の中のあまり話を聞かないタイプのおっとりオバちゃんが「あぁ〜、あら〜〜〜、そうなのぉ〜〜〜。あら〜、大変よねぇ〜〜」って言ってた感じ、と言ったんだけど、要は他人事になってしまったんだよな

 

山崎貴の無神経」て感想めちゃめちゃしっくりくるなあ。でも映画のつくりとしては私は否定しないですよ、後からトレーラー見たら予告もうまくできてるし。話もわかりやすかった。と言うかわかりやすすぎて個人の解釈の入る余地がないのは映画の楽しさが足らないとは思う。

 

あれはスピンオフなので正史ではないから別にいいよ。けど、なんだろうな〜ドラクエの性質上仕方ないと思うけど、「your story」の「you」のこと、少なからず「me」だと思ってたから、あ、全然私じゃないんだ!!誰!?誰そ!?taso story!?となってしまったよな

 

映画の中身について(ここからは全部ネタバレ)


 前半部分はすごく良くできてたと思う。たとえばキャラクターが棒読みなのとかも含めて世界観なんだろうなと思ったので別にそこは気にならなかったし、旅の魔法使いビアンカもかわいかった。設定改変についてはオタクの中でもかなり寛容なほうなので、これはこれでこういう軸なんだろうな、だからこうなんだろうな、と自分の中で、「この世界を創造した神」の意思について考えを巡らせたりしていた。


 ここで大事なのは、ドラゴンクエストというゲームはそうやって遊ぶものである、ということだと思う。


 色々な考え方があるとは思うけど、私の言うことは大枠は間違ってないと思う。

 まず第一にドラクエというものは、主人公は喋らない。仲間や接した人の反応によって、主人公を自分で作っていくから、自分の分身にもなりうるし、感情移入もできる。俯瞰ではなくて主人公視点の主観でのキャラクターや世界の描写が可能で、受け取るのは主人公=「わたし」だから、それによってキャラクターの性格や世界の解釈も少し変わる。

 私たちはゲームの世界に没入する際に「神がつくりたもうたそういう世界(その世界の神のことであって、メーカーではない)」を受け入れその中で遊んでいたから、永遠に足踏みを続ける村人を気にしないし(ここをつついたのが勇者ヨシヒコであるわけだが)、自分の遊び方がそうだから、周りのプレイヤーの持つ別の解釈には、基本的には寛容だと思う。

 オタクでいうところの「そなたは森で、私はタタラ場で暮らそう」通称「森タタ」が得意だ。

 特に7ぐらいまではエニックスから出ていた「4コマ漫画劇場」もそれに一役買ったと思う。

 漫画を描いていたのはみんなドラクエのプレイヤーであり、その人の中で勇者がどう喋るか、商人がどんな性格であるか等、「あなたの中ではそうなんですね、私のところとは違いますが面白いですね」という住み分けが自然にできていた。公式がそれを良しとしていたからだ。


 では映画のドラゴンクエストはどうだったのか。


 クライマックス、私たちが「ドラゴンクエストの映画」だと思って見ていたものは、実は一人の青年がプレイしていたVRのアトラクションだったことが判明する。

 主人公にそばかすがあったのは、映画を製作するにあたって主人公をそばかす顔にしたのではなく、プレイしていたあの青年がそうだったからだ。

 比較的ノリが軽く、ヘンリーに敬語を使うのも、映画用に生まれた主人公だったからではなくて、プレイしていたあの青年の素の性格だ。


 そこまではいいと思う。それは森タタ案件だ。

 あの青年は主人公をそういう風にした。ドラクエ4コマ漫画劇場と同じで、「なるほど、うちとは違いますけどそうなんですね」となれる。


 だがそれは彼が「ドラゴンクエスト5」をプレイしていた時の話だ。


 青年がプレイしていたのは「ドラゴンクエスト5」ではなく、「私たちの知らない、なんらかのドラクエのアトラクション」である。

 そこで全ての前提が崩れる。

 知らない人が知らないゲームをやっているだけの話を、「ドラゴンクエストの映画」だと誤認させられて見ていたことになる。


 何度も繰り返して恐縮ですが、プレイヤーの意思が反映されたものに関して、基本的にドラクエのプレイヤーは寛容である。


 でもあの話は、ドラゴンクエストをプレイヤーがどう解釈したかの話ではなく、「ドラゴンクエストを基にしたアトラクションを作った人」の意思が入っている。

 ビアンカもフローラもパパスもゲマも、エニックス(あるいはスクウェアエニックス)でも、私たちが従順に従っていた「あの世界の神」でもなく、「青年の暮らす世界で商業設備を作った人の意見」でああなっている。


 CGアニメ映画版の主人公の声が佐藤健なのではなくて、あの青年の声がたまたま佐藤健だったからリュカは佐藤健の声だし、


 あのVRの設備を作った人の意思で、ビアンカ有村架純の声で喋るということになる。


 そうなってくると、それをプレイしている青年ももはや「ドラクエのプレイヤー」ではないし、各キャラクターも全然「プレイヤーの解釈」ではなくなる。

 

 ビアンカを巨乳に作った奴がいる。ルドマンの髪を縛った奴がいる。ブオーンをどんくさい田舎者口調にした奴がいる。

 それは誰だ。

 

 あの青年ですらない。あの青年が改変したのはストーリーの進め方と主人公の人格だけでしかない。

 それを可能にした人。あの世界を作った人。この映画は、そいつの話だ。

 一体誰なんだ?


 それまで映画を見ながら、「なるほど、こういう解釈なのかな。私とは違うけどまあそういうこともあるかな」「このキャラクターはこの時こう思ってたのかな」と無意識下で考えると思う。ドラクエはそういうゲームだからだ。

 その時間が全部、「そういうプログラムだから」で一蹴される。

 こちらとしてはもう「あらあら〜、まあ、そうなのねぇ〜。」と言うしかない。

 知らない世界で知らない人に作られたゲームをやってる知らない青年の話だからだ。


 VRの世界の設定だったのか、と考えるとつじつまの合うことはたくさんある。それについては、「なるほどねー」と思う。でも、そんなことどうでもいいのだ。

 野球を全く知らない人が、「パワプロで、パワプロに出てくる巨人の坂本を真似て作った選手」のステータスを見せられても困るだろう。「なるほど、数値が同じだね」と感心するかもしれないけどそれだけだ。しかも知らない人が作った選手だからそれを言ってやる義理もない。


 もしわからないところがあっても、理由は「あれをプログラムした知らん人がそうしたから」もしくは「それをプレイした青年がそうしたから」であって、友人と語り合ったり、もう一度見る必要がない。

 ここが最近の映画としては致命的だ。

 

  • 「どうしてフローラはわざわざ占いオババに化けたのかな!?」→そういうプログラムだから
  • 「石化の解き方、ああいう感じなんだね!」→そういうプログラムだから
  • 「双子じゃないんだね」→そういうプログラムだから


 何も話すことがない。だ。


 ドラクエの映画を見に行ったと思ったら、誰かが坂本のステータスを真似て作ったパワプロのエディット選手を見せられたのだ。

 知らん店の店先の食品サンプルを真似て知らん人が作ったナポリタンを見せられた、でもいい。話すことがない。


 そもそも、「ユアストーリー」と聞いて、「you」を、ある程度私だと思ってしまった。私が悪いのではない、ドラゴンクエストはそういうゲームだ。

 けれども結果、「you」は「知らん青年」であり、何より「知らんVR技術者集団」のことだったのだ。

 

 「誰かの話」ですらない。はっきり明確に、「知らん人’s STORY」だ。


一本の映画として

 

 辻褄が合う、とか、予告での「映画では主人公が勇者である」というミスリードドラクエプレイヤーが「まあ、5でロトの剣を持ってるのもなくはないかな」と寛容に思うことを逆手に取ったトレーラーは秀逸だった。

 現にドラゴンクエストスペクタクルツアーでは普通に5の主人公は勇者として扱われていたし、「まあ、なくはないか」と飲み込んでしまったのである。これは上手だったと思う。


 だがミスリードすることと騙すことは違う。肩をトントンして、振り向いたやつの頬に指をさしたら「やられたー!」で済むが、肩をトントンされて振り向いたやつに濃硫酸をかけるのはやりすぎである。それで「びっくりしてる!びっくりしてる!やった!」と喜ばれても困る。


 そして何より、映画とは、「成長を描くもの」である。

 この映画における「リュカの成長」は否定されるし、青年は別に成長しない。ここが致命的で、映画としては「シュール」ということになるので評価のしようがない。


 ドラゴンクエストの公式作品としては無。映画としては#N/A。

 私はそんなに映画を観るタイプではないながらも、観ない人よりは劇場に行っているが、こんな映画は初めてだ。


 でも誤解して欲しくないのは、「映画として全然面白くない」とかではない。何かしらこういう映画を作る予定があって偶然題材がドラクエ5だったんだろうなと思う。

 自分もドラクエをやったことがないし、周囲にドラクエ好きな人は一人もいないし、テレビでもインターネットでもそんな人は見たことがない、という人には楽しいかもしれない。

 問題は日本にそういう人があまりいないことだ。


 まあ、普通に生きてて、知らない人が知らない店の食品サンプルを参考に作ったナポリタンを見せられることはないので、貴重な体験でした。

ap・pli・ca・tion

スマートホンアプリは好きかァ!


マロンです。お久しぶりです。痩せていません。
「tion」の発音がクソすぎて、言うたびにアメリカ人に直された過去があります。


こないだ、つっても結構前なんですけど、セガゲームスの「共闘ことばRPG コトダマン」というスマートホンアプリをダウンロードしたんですよ。プロレスとコラボしてたのがちょっと面白そうで。
内容は、文字をつなげて言葉を作るという、まあもじぴったんみたいなやつだと思うんですけど。

【公式】共闘ことばRPG コトダマン|SEGA


「思う」というのは、やってないからです。


ダウンロードして、ウッキウキで起動したら、小窓が開いて、
「未設定」というメッセージの下に「未設定」のボタンがあったんです。

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「未設定」に対して「未設定!」と言っていいのかどうかわからなかったのと、単純に

「おっ、バグやないか、放置していたらいろんな人が見てしまって開発の人たちが恥ずかしい思いをしてしまう、報告しなくては」

と思ったので、問い合わせしたんです。

でも、ざっと検索しても他にそんな不具合出てる人いなさそうだし、先方も原因がわからないようで、アイフォーンの容量とか電波状況を細かく聞かれまして、それでも解決せず、数週間経ってからようやく回答。


「アイフォーンの言語設定が英語だと出るみたいなので、日本語にしてください。」


え~!?


わかんないけど、他にそんなことになったアプリないし、そもそもの問題として
「スマートホンの言語設定を日本語にしているぐらい日本語が得意な人向け」
ってことなんだったら最初に言ってよ~
え~!?日本語勉強してる人とかもこのアプリやりたいんじゃないかなぁ~!?
やったことないからわかんないけど!


セガゲームスの対応は丁寧だったし、原因もわかったんですけど、なんか急にスンとなってしまった。
大体あれだろ?「コトダマン」の「マン」だって、言ったら男女差別だろ?
ジェンダーレスな言葉に変更すべきだ。コトダフォースとか。

 

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ちなみに本体の言語設定を英語にしているのは、
「Siriを英語版にして、英語で話しかけて、アプリを起動させられるか」
という遊びをともだちとやっていた時の名残です。
Siriだけ英語にしても、アプリ名が日本語だとダメみたいだったので。
最初のころは全然通じなくて、時間を聞いてるのに全然関係ない人に電話がかかりそうになったりして、ゲラゲラわらっていたのですが、最近はSiriの精度も上がっているので、この遊びはもうそんなに面白くないです。


こうやって、進化していくAIが、人間社会から娯楽を奪うんだ。


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ところで「もじぴったん」で思い出したんですけど、
バンドリ!ガールズバンドパーティー!!の、ハロー、ハッピーワールド!の、オリジナル、曲!の、ジャケ、絵!に、もじぴったんのやついますよね。あのかわいいやつ。

bushiroad-music.comハロー、ハッピーワールド!のやつ

www.bandainamcoent.co.jp
(あのかわいいやつ)

 


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だいぶ時間が空いてた間にいろいろみた。


ブラックパンサーを見ました。
主人公が「黒パンさぁ!」と紹介してしまったことで沖縄出身だとバレてしまうシーンが興奮しました。


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アベンジャーズ インフィニティーウォーを見ました。
「お便所」は恥ずかしい言葉なので、口をあいまいに開いて「あべんじゃ」と発音すべき、と主張する集団が活躍するシリーズの4作目です。


ハルク過激派なので、「急にハルクが遊戯王みたいにもう一人のボクと会話し始めたの何なんだよ」てキレてたら、「急じゃないよ、ソーの時からだよ」と言われました。


私、ソー見てない。


ともだちはガーディアンズオブギャラクシー2を見てない。


さぁて、面白くなってまいりました!
(過去作情報が必須になってきそう、という危惧の意味であって、ほめてないです)


映画自体は、未完成で上映すんなよって感じでした。


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デッドプール2を見ました。
いろんなものを体に塗布したパリピがいろんなものを持ち込んで浸かっているために混沌と化した、泳いだら死ぬプールの話です。
別名ナイトプールというらしいです。


これは文句なしに面白かったのですが、グリーンランタンを見てないのが残念でした。みればよかった。あとで見ます。
コロッサスがすきです。


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アントマンとグリーンランタンとソー見なきゃな。
一度手を付けると延々マーベルとDCから抜けられないのきついな。いや、だれもそんな義務付けしてないんだけど。

知恵と力なら重荷にはならないが

マロンです。2月にあけましておめでとうございます。

 

誕生日でした。

私の誕生日は1月2日なんですけど(日本で二番目に少ない誕生日らしいのでありがたがってくれていいんですけど)、もともと、1/2はたいてい実家に帰ってるので、家族がいつものケーキ屋でケーキ買ってきてくれてお誕生日会してくれるんですけど、なんつうんですかね。ありがたいとは思うんですけどこう、家族と何かを食うイベントって、31日に年越しそば食べて、1日におせちやお雑煮を食べて、その流れでケーキ出てきちゃうので私の誕生日っていうか正月に組み込まれてるんですよね。正月のエクストラステージ。


門松は冥途の道の一里塚、リアル。


今年は、実家から戻ってきてから、こないだなぎが書いてたように、お祝いをしてもらって、具体的には遊ぶときに誕生日を理由の一つにしてご飯食べに行ってくれてすっごいうれしかったので、私も友達の誕生日をお祝いしたいなと思いました。

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転職しました。11月に。

厳密に言うと前職は9月いっぱいで辞めて、10月は一ヶ月無職として過ごし、11月から現職にいます。
既に辞めたいです。(働くのが嫌いなので)

なぜかなぎさんと似たタイミングでジョブチェンジと相成ったのですが、フリーダム期間が一か月ずれたので、一緒に旅行とか行けませんでした。次に辞めるときはなぎさんに合わせていきたいと思います。

ゴリゴリの製造業からペラペラのITに転身して、まあやることは普通に事務だとしても、随分企業文化が違うな~って思ってるんですけどもとりあえずいえることは、

・出社が遅くなった。(ストレスDOWN)
・混む路線に乗らないといけなくなった。(ストレスUP)
・駅から近いので本当にまったく全然歩かなくなった。(体力DOWN)
・服装に気を使わなくてよくなった。(ストレスDOWN)
・社内カフェで飲めるコーヒーがおいしい。(おいしい)
・この職場、寒くない(ありがてえ)
・年収メチャクチャ下がった(助けて)(しんじゃう)(フレッシュプリキュアのブルーレイBOX7万円した)

ということで環境を総合すると、金と引き換えに健康を手に入れたなって印象を持っています。

 

で、今、週に何度かを出して歩いています。

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全然関係ないこと言ったなって思ったかもしれないんですけど、めちゃくちゃ関係あるし、わざと尻を出してるわけじゃないし、スカートやズボンの中で尻が出てるだけだし、だいたい万が一尻が全部出てたとしても、冬場はコート着てるからわかんなくない?それを見せたら変態だけど、見せてない分にはただの変態じゃない?

 

変態の話はこのへんにして、転職によって尻が出てる話に戻っていいですか?

 

上に書いたんですけど、前職はゴリゴリの製造業で工場の隣に事務所(本社)って感じだったので、広い敷地が必要な業種で。

そうなるとよっぽどの大手じゃない限りはあんまり都会にはないし、駅に近いところにもなかなかないわけです。そうすると毎日往復で総合して40分ぐらい歩いてたわけです。
勤務時間も朝早い代わりに定時の終業時間も早かったので、ガッツがあれば帰宅後にジムとかも行けたわけです。
転職先は駅から近くて、社内にカフェがあって、コーヒーにヘーゼルナッツシロップとか入れてくれる状況で、帰宅時間が遅くなったので食事時間が不規則になります。

 

正月休みも重なって順調に増量しました。

 

前々から年齢による(……)代謝の衰えもあって、スカートとかのウエストがきつくなって、閉めてると具合が悪くなるので全開で歩いてたりはしたんですけど、

今本当にマジで腹がきつくて、

ストッキングとかタイツとかレギンスとかのウエストのゴムに締められて、順調にDPSをもらうことになってしまいました。

DPSとは、Damage Per Secondの略です。

 

人は皆残りHPが0になったら死ぬわけですが、じわじわHP取られていくのは死に方としてもきつい。このDPSを解除する必要があるわけです。
モンスターハンター」で炎ダメージを食らって体が燃えているときを参考にして、地面を転がってみたりしていたんですが、モンハンの炎は消えるけどウエストがきついのは治らないことがわかりました。

あともう、滑稽だよ。太った生き物が転がってるのはそれだけで滑稽。

 

家で転がった拍子に体重計に乗ってしまったんですけど、普通に6キロ増えてました。
6キロってすごいよ。
名古屋駅からナゴヤドームまでの距離と同じだからね。
ちなみに、「ナゴヤドーム前矢田駅」からナゴヤドームまでは体感で8キロあります。(さらに補足すると「甲子園口駅」から甲子園球場はリアルに3キロぐらいあります 「甲子園駅」を使いましょう)

「キロ」って、「キロメーター」じゃなくて「キログラム」だよ~!ズコーッ!とこけていただいているところ申し訳ありませんが、尻が出てる話に戻っていいですか?

 

「下半身に身に着ける、ウエストゴムが入っているもの」でもれなくDPSを受けることに気づいた賢い私は、ウエストゴムをウエストではなく腰骨の位置に下げて穿くことを思いつきました。

賢いので。

骨は硬いので、食い込んでこないという寸法です。
太ってるのを気にしてるって話なのに寸法の話をするなよ。

ただ、ウエストゴムの入っているタイツはゴムがウエスト位置で止まることを想定してあるので、下げて穿くと股の部分に空洞ができます。フィットしないんですね。
さらに言うと、基本的には腰骨って一番出っ張ってる部分なので、ゴムの縮む力でだんだんずれるんですよ。

下に。

 

もうおわかりだと思うんですけど、こういったメカニズムで尻が出るんです。オカルトは大抵科学で解明できます。

尻も出てるし、タイツもたるんでいます。スカートの中の下半身がだらしない。比喩とかではなく。
改善すべきことです。
痩せるにはどうすればいいか、私は知っています。食べた量以上の排泄をするか、食べた分以上のカロリーを消費してストックを使用するかの二択です。

手っ取り早いのは今すぐ6キロのうんこを出して体重をもとに戻すことですが、そうなるとさっきまで「モンスターハンター」のハンターぶって地面を転がったりしていたのに、モンスター側に転身してしまう可能性があるので、あまりよろしくない気がします。
いや、まあ、ジャングルでハンターにうんこを投げたりしてるほうが、今より幸せな気はするけど。

 

そんなわけで、めちゃめちゃ幽霊会員だったジムにまた通い始めました。

そんな大した運動はしないけど、やらないよりやるほうがいいのが運動だということも私は知っています。
昔ジムで受付のアルバイトをしていて思ったんですけど、

ちょっとやる/いっぱいやる

の差は完全に個人によりけりなんですけど、

やる/やらない

の差は明らかなんですよ。

ちなみに、施設見学に来て「何時ぐらいが混みますか?」とかスタッフに聞く客は本当にだめ。絶対に長続きしない。

そういう奴はファイナルファンタジーをエリクサーを持ったままクリアするし、魚ソはうまく開けられなくてしわしわのビニールを歯でこそいで食うことになるし、スマートフォンの機種変更時に必ず引継ぎコードをミスってゲームの運営に迷惑をかける、ただの二酸化炭素発生機。

ドラクエでいつもすべての種をクリア後まで持っている私は、大量のアミノバイタルを持って意気揚々とジムに行き、「筋トレしたら三日ぐらい動けなくなるだろうし、一旦は走るだけにしよ」と思って、マシンで5キロ歩いたり走ったりして、

まんまと左足を痛めました。

ナゴヤドーム前矢田駅からナゴヤドームにたどり着けない距離をマシン上で走っただけで……。

まあ、やらないよりマシなので、今後も週一回を目安にジムに行きたいと思います。

ちなみに運動用のジャージのゴムがきついので、腰骨で穿いています。

ジャージをウエストで穿けるようになるのが先か、ジムで尻を出してしまうのが先か、緊迫感がすごい。

2017で割とインパクトのあった出来事

そういえばこの間の冬期休暇に、気絶しました。


二日酔い以外で気絶したの十年ぶりくらいで「おお~~これはこれは、くるかな? んんっ!? どうかな!? キターーーー」くらいの気持ちでしたがたぶん顔は真っ白で血の気が引いていたし真顔だったんだと思う。

 

家を出る前からおかしかったんすよ。やたら化粧品の色がつくなーって。

何か顔に色がたくさんつく……」って思ってたけど化粧ノリが良いってことかなあと判断してた。違うな。顔が真っ白だから乗算レイヤーが通常レイヤー状態だっただけだな。

 

で、顔にいろんな色を乗せたまま家を出て(リカバリーの方法が分からないのでいつも通りにしかできなかった)、電車乗って待ち合わせ場所に向かったんです。

この冬期休暇、思い出したようにアナザーエデン(※スマホゲーム)再開したので炭鉱夫として活動してます。

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山手線内でめっちゃ掘った。わたしはドラクエ3のイエローオーブのくだり大好きだったから街づくりとても楽しいんだけど、あとどんだけ掘ったらいいんだよこれは、こんなに地下に潜ってたら気が狂うぞそろそろ……ってあたりで段々寒気がしてきて、おいおいもしやこれは弱暖房車かい、って思ってるうちに急な腹痛の登場。ヒー 腹痛呼んでないよ~~今は出番じゃないよ~~~!

待ち合わせは秋葉原、現在神田。あと一駅。でもものすごく腹が痛い。
人間の体は痛みを複数個所感知できないっていうのを思い出したので、頬の内側を思い切り噛んだ。超痛い。血の味がする。でもおかげさまでお腹は痛くない!よーっし一駅もたすぞ!痛い!ほっぺた痛い!ドア開いた!秋葉原秋葉原~!!!よーっし降りられるーーートイレいくーーーーーあああああ力が抜けるしめっちゃ音が遠いし視界が狭まるーーーーーーーーー

(気絶)

いやあ山手線にホームドアついてて良かったよ。
降りた瞬間に転がったから割と危なかったね。

以前二日酔いで通勤客ばかりのターミナル駅でしゃがみこんだ時は、もうひたすら誰の邪魔にもなりませんよう……って自販機の横でじっとしてたんだけど、それも出来ない。ギャグ漫画か?って感じに引っ繰り返ってた。

視覚も聴覚もぼやーっとしてて「何も期待できねーーーー」っていろんなものを放棄しそうになってたんですけど、そこへひときわでかい声で「大丈夫ですか!?!?!??!?」って声を掛けてくれた二十歳前後の二人組み……二人組みのオタク!!!!!

どこで判断したのか今となってはあやふやですがあれはオタクだった。オタクには分かる。

大声のお陰でちょっと目が覚めて、よぼよぼと「トイレはどこですか」とたずねたところ、レスポンスが早かった。
「下の階です!なあ、あったよな!?」
「あった!!!」
「大丈夫ですか、起きられますか!?」
「お前先行け!!!」
二人は私がどうにか女の格好をしていたからか、はたまたゴミくずに見えたからか、よろよろのよぼよぼだけど触れようとはしない。ゾーンディフェンスのごとく中腰になって、私をガードしながらエスカレーターのほうへと導いてゆく。ふらついてんだから支えてくれよ……と思ってはいても声が出ずに何もいえないわたし。いいや、ちょっとは言ったかも。全然声出なかったけど言ったつもりはある。「待って……」って。だが興奮した二人はめちゃくちゃ早足で歩く。もちろん追いつけないわたし。
「あああ!?!?!?」
途中で気付いて慌てて戻ってくる二人。

エスカレーターで降りるあたりでめちゃくちゃ面白くなってたんだけど、もちろん余裕はないので笑うこともままならない。結局トイレまで案内してもらったんですが、多目的トイレが使用中だったのでオタク君1は「すみません……僕はここまでしか……!友人が駅員を呼びに行ってるので!!」と申し訳無さそうにおっしゃった。いやいやいやいやここまで連れて来てもらえただけで助かったよぉおお、だって目があんまり見えてないからさああ!と思いながらもどうにか礼を言い、トイレの中へ。

でも見えてない。使用中を教える赤い表示も見えてない。
わたしは仕方なく、歩きながら手当たり次第ドアを殴っていった。

ドンドンドン! ドンドンドン! ドンドンドン!!!!

トイレ列が出来ていたかわからないけど、あれ傍目から見たらめちゃくちゃ気持ち悪かっただろうなあーーー。誠に申し訳ございませんでした。ちゃんと開いてるところに入れた。
トイレから出たところで駅員さんが車椅子を準備して待っていてくださったので、お礼を言い、待ち合わせ場所に向かった。オタク2君が呼んでくれたんだろうなあ……ありがたいありがたい。

最終的に残ったのは興奮と発汗のせいで体温が奪われたことくらいで、特にどうってことはなくて良かったです。わざわざ書いたのは病気(事故か?)自慢のためではなく、とにかくあのオタク男子二人組がありがたかったというのを残しておこうと思ったからです。お二人にはいくらお礼を言っても足りない。余裕で課金できるわ。課金?

 

気絶について、後で調べたら「血管迷走神経反射」だったようです。
強い痛みやストレスで気絶するって書いてあったから、あれが腹痛のせいなのか、腹痛を紛らわせるための頬を噛んだ痛みのせいなのか分からないんですけど、後者だったら馬鹿が過ぎるなーと思った次第です。


自分でほっぺた噛んで気絶する女ってどうなの?

我ら超狭小天下人

あけましておめでとうございます。

全然投稿してないからいい加減にしろってはてなブログからもメール来てた。リマインドまでしてくれるのか。あとマロンにもリマインドされた。私は痴呆だからな~~しょうがないかな~~

そして久々にページにアクセスしたら「おめ~どこ中?」って聞かれた。

知らないかなぁ?ウチら、ブブンガ界筆頭なんだけどナ……?

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頂点に立ったところでアドレスは「ポンペイ」だし、どうしようもねえなこれ。

 

去年いったい何してたんだろうって振り返ったけど「同行者を伊勢神宮に置き去りにして帰京」「同い年の友人が急逝して、私も親に顔を見せておかなきゃと思って実家に戻ったけど結局母親に『いつ戻ってくるの』と言われすぎて苛立ちが頂点に達し『おめぇが死んだらなァアアア』と地獄から声を出して吠える」などしてました。

ろくでもねえ~~~~。早く大人になりたい。私は人間一回目だから私に人権を与えないで欲しかった。

 

あと転職しました。

いままで地獄の最前線みたいな職場にいたから、超絶ホワイトに来てしまってものすごく戸惑ってる。毎日2,3回は怒鳴ってたのに……この職場はそもそも一日中口を開かないことすらある……すごい……何ならちょっと声小さくなったし……!??!?!?!

スラム街で死体から金品盗んで暮らす生活から、貴族街に通う生活になってしまったので困惑しきりです。ぜんぜん死臭がしない場所にきて初めて自分が臭いかもって気付く、みたいな……そんな2017……。

 

こないだマロンの誕生日祝いをしました。だいたい尻の話をしてた。ぜんぜん尻になった経緯を思い出せないんですよね!!!尻=終わりって意味が先なのか、尻が体の終わりだから尻(臀部)って言葉に終わりって意味が加わったのか、とかそういう話をしてました。急に「お……奥尻!?」って興奮したのは大人気なかったなって反省してる。だって尻=終わりって意味で使ってるなら奥尻ってくどいじゃん……そしたら奥尻って、つまり……!!!(つまりません)(尻だけに)

で、その場に居た面々に「もうーーーーーー私まだこんな話で笑ってるぅうううう」って言ったら「でも私たちはマロンとなぎに会うまで尻で笑わなかった」って言われて?????

は???????

そんの在り得る???居得る???

あまりに驚いて三回くらい訊き直したけど本当らしい。尻で笑わなかった過去を持つ人間もいたのか……!? じゃあ今まで何をもってして笑ってたの? うんこちんちんで笑わない子供が世の中に居たの!?!?!?!?

いや居るとは思うよ、皆無じゃないと思う。でも今こんな仲良くしてて、同じことでヒーヒー言うまで笑い合える友達の過去にうんこちんちんで笑ったことがないなんて俄かには信じがたいじゃないですか。

ぜんっぜん飲み込めない……って驚いてたんですけど、あれですね、子供の頃に尻の話題で笑ったことがなくてもその後の人生で尻で笑えるようにはなるってことは、そもそも【素養(アビリティ)持ち】だったんだと思うんです。【素養持ち】だったら【契機】さえあれば【技能(スキル)発動】するじゃないですか。最近web小説読みすぎてすぐそういうこと言いたがる。発動するのは「尻の話題で笑う」という【技能】だけどな~~~~っ!

 

今年もよろしくお願いします。