ブブンガ村立ヌートリア学園

まとまった文章を置いておくところ(共同)

YOUR STORYのYOUはYOUだった?の話と、アレに基づいた妄想

 マロンです。

 前回のエントリの補記になります。追記しようと思ったけど長くなったらアレだから別エントリにした。

 前のやつ読まないでも大丈夫だと思いますが、一応これ。

YOUR STORYのYOUはWHOなのか - ブブンガ村立ヌートリア学園

 

主人公は成長していたのでは?という反論

 

 事の発端は日曜日の神宮球場、試合のあまりの面白さに雑談を始める私。

 それに触発され、「ドラクエの映画見た?」という話を始める映画好きのY氏。見た見た!と反応する私とN氏。

 Y「面白かったよね!!」

 N「すげー面白かった!!」

 

 えっ……!?

 

 その後、私も、

「映画のつくりとしては面白かったけど私たち(なぎの存在を知ってるから堂々と複数形にできる強み)が見たいのはアレではなかったのだ」

 と訴えたのですが、

 「あれは叙述トリックといって、映画や小説にはよくあるやつなんだよ」

 と解説される始末。

 

 ちげーんだよ、私が引っかかったのは「ドラクエ5の映画じゃなかった」てことで、前半のドラクエ部分すらあと出して否定されたことなんだよ……!などと思いながら、言いたいことは全部ブログに書いたので見てくれ!と言って、読んでもらったんですね。

 

 で、私の書いた、

 「ユア君が成長しないから、映画としては成り立ってない」

 という部分について、

映画のテーマとして、成長しなくていい、というのがあった

ウイルスの「大人になれよ」がキーで、大人なのにゲームってどうなの、って問いに、主人公が「僕にとってはゲームも真実なんだ!」的なことを言うのが、この映画のテーマ的なとこ

 と意見をいただいたわけなんです。

 

 で、それに返信を考えてて初めて気づいたんです。以下が私の返信です。

じゃあやっぱり宣伝の仕方がおかしくて、あの宣伝じゃあみに行くのはドラクエが現役で好きな中年がほとんどなんだから、そんなことみんな前提として見ちゃうじゃん。pixelみたいな、いつまでもゲームが好きなキモい現実逃避野郎だ、という扱いを一旦与えてくれないとわからんよ。

 

 そう。わからなかったのです。

 ユア君が、「ゲームだって僕の真実だ」と認めて成長したことも、この映画が、「あなたたちプレイヤーも、ゲームをやってていいんです。あなたたちの物語なんです」という意味で「YOUR STORY」だったことも、わからなかったんです。マジで。

 なんでかって言うと。

 

 私はドラクエをやってて、彼らの物語を追体験しながら自分の物語を作り上げ、その中で泣いたり、感動したり、怒ったり、怯えたり、悩んだりしてきました。

 それを否定されたことが一度もないんです。

 

 最近はオタクでもいじめられなくなった、と若い子が言って、年寄りが「マジかよ」と驚く構図を、割と最近二度ほど見たのですが、私はちょうどその間の世代になります。

 でも高校のクラスにオタクはいたし、オタクはオタクでつるんで楽しく話したり、逆にチャラチャラした子たちも「好きなものあってすげーね!」という感じで、興味も持たないけど否定もしてきませんでした。

 

 あと、電車に乗ればスマートホンでゲームしてる大人もよくいます。

 1年前にドラクエ11が発売された時、周りでもたくさんの人が買って遊んでいました。

 完全に市民権あると思ってたというか、市民権があるとか認識したこともないです。当然のことだったから。

 

 自分のことを、ゲームなんかに夢中になって大人になれない人間だと思ったことがないから、「大人になれよ」が全然響かなかったんです。

 (※それ以外の部分でなら全然大人になれてない自覚はあるんですけど)

 

 というかこれだけ考えてもまだピンときてないとこもある。ドラマや映画で泣くのも大人になれてないってことになる?それは違う?え?何?

 

 しかもユア君、わかんないけどあの人働いてそうじゃない?社会に出てそう。そんで5の主人公の名前を「ずっとリュカにしてた」とすると小説版発売後からプレイした可能性が高く、ある程度世代が絞れる。

 アトラクションのスタッフにめちゃめちゃ話しかけてたのはキモかったけど、あれがコミュニケーションがバグってるオタクムーブなのかどうかも、絵柄のせいで分かりにくくない?洋画だとよくあのスピードになるから違和感ない。オタクの早口だったのかな。

 ユア君が引きこもりで、いまだにドラクエばっかりやってて……みたいな話でもなかったよね?ユア君、昔ドラクエやっただけだもんね。今は引きこもってFGOFF11ばっかりやってんのかな?知らんけど

 

 だから映画に、「ゲームが好きでもいいんだ!」と言われたのに気づいたところで、

 「はあ、そうですね」

 となる、つうか、

 「わざわざ言われんでもわかっとるわ、舐めとんか」

 に多分なります。

 なりました。

 

 この映画を「説教くさい」と感じた人は最初からそこにちゃんと気づいていたので頭がいいと思います。「YOUR STORY」てそういうことかよ!!てなったわけですもんね。

 

じゃあそのテーマって適切なの?

 

 これは……なんか……、「ゲームなんかに必死になったことを恥ずかしいと思ってて誰にも言えなかった、もしくは他人に馬鹿にされたことのある昔ドラクエ5をやったことがある人」にとっては適切なんだと思います。

 その人がそれを受け取るかどうかは別で……。

 

 そんで、個人的な疑問としては、

 「ゲームなんかに必死になったことを恥ずかしいと思ってて誰にも言えなかった、もしくは他人に馬鹿にされたことのある人」

 って、そんないる??

 

 でも、制作側は、

 ドラクエの映画見にくるやつなんて、昔ドラクエやったことあって、ゲームオタクでキモくて、友達いなくて、家族からも疎んじられてて、太ってて汗かいててくさいか、もしくはガリガリででかい眼鏡をしてて、今まで迫害されてきたかわいそうな中年だろ?気の毒やんか!元気付けたろ!

 って思ったってことで合ってる?

 

 それに気づいてからイライラが止まらないのだが!?

 「ドラクエ5の映画だと思ったのにドラクエ5の映画じゃなかった」については、

 私がうまく騙された

 つうことでクローズしたし相手を称賛もしたつもりです。前回のブログで。

 

 だけどこれはまた違ったムカつきがあるし、そもそも、

「オタク=大人になれてない、キモい」

 って考え方は古いので制作側が押し付けるにしてもすごいダサいし、もしその考え方にピンとくる世代を集めるなら、もっともっと間口を狭めなきゃいけなかったよね。

 

VRには夢がある

 

 映画見た後でなぎさんと喋ってた話。

 

 そもそもあのVRアトラクションの詳細教えてもらえないでしょう?

 でもあれってさ、プレイヤーが、リュカだけじゃなかったかもしれないよね。

 

 もちろん一番人気なのは主人公のコースだし、規模から言っても、所要時間から考えても、あれ、予約制でしょ絶対。そんで、高いでしょ。主人公のコース、6万円はすると思う。わかんない、もっと高くてもおかしくない。一機で1日5人ぐらいの客しか回せないよね。

 でも、要所要所で出てくるNPCを体験するコースなら所要時間も短いし、物語の進行を妨げないようにプログラムすれば、もう少し安いお値段でできるのではないでしょうか。

 

 そこで出てくるのがあのフローラですよ。なぎのエントリにもあった。

 ビアンカと主人公には結婚してほしい!でも、自分がビアンカになるのはおこがましい!が、あの二人の結婚式を見届けたい!という、オタク用語で言うところの過激派のカプ厨が、

 オプションアイテム・変化の杖&謎の薬物

 オプションコース・プロポーズの瞬間を見る

 に設定してフローラコースで来てた可能性、あるのでは!?

 だからお嬢様なのにババアの口調が完璧だったのでは!?

 

 事前ヒアリングで、希望がバッティングしないプレイヤーを集めるのかもしれませんね。

 もしそうだったら何やりたい?て話になったんですけどみんなはどう!?ブオーンとかいいよね。

 

ドラクエ5パートについてとか

 

 だいたい「そういうプログラムだから」で解決するけど、それを言わなかった場合の話

 

ヘンリーなんでさらわれたの?

 本編では、ヘンリーには弟がいて、弟を時期の王にしたい勢力がいて、という話だったように思うけど、久美沙織が混ざってるかもしれない。久美沙織の話はつじつまが合うから……。

パパスの謎の人望

 本編のパパスは実は王様なので、偉い人たちと交友があってもおかしくないんだけども、映画はグランバニアの国そのものが出てこないのでよくわからない。ルドマン何?元彼かなんか?

マリアもそのお兄さんもいなかったんや!

 良かった……妹を逃がしてやったせいでその後ひどい目に遭った兄なんてどこにもいなかったんや……

カボチ村なんてなかったんや!

 良かった……キラーパンサーを連れて帰って来た主人公が「ふざけるな!グルだったのかこの詐欺師!金はやるから出て行け!」と金を叩きつけられる鬱イベントなんてなかったんや……

双子については

 きっとユア君は、使うとMPが減る魔法より、タダで何度でも攻撃できる打撃ユニットが好きだから、もともと娘をあまり戦闘に出してなかったのでしょう。まあそれに関してはMY STORYです。死ぬまで殴れば敵は死にます。

子作りってVR体験できるの?

 その機能があると全然話変わってくるけど。対象年齢とか。ビアンカの巨乳とか、VRの設備とか、所要時間とかなんかいろいろ……

そういえばビアンカ派とフローラ派の戦いって

 別に実際には起きてなくない?

 そういうのが「あるある」として広まった結果、映画の制作側の人が「ドラクエやってる奴って大人になれてねえんだな」て思ったのかもね。アメトーーク!とかでもやってたもんね。あの嘘ばっかりのアメトーーク!で……。オードリー若林に「新日を立て直したのはオカダカズチカ」とか言わせる番組……。

ゲマの顎

 しぬほど長くて先がケツアゴってすごい贅沢じゃない?どっちかじゃない?ずるい。

パパスの断末魔って

 音声で表現するとああなるんだね。

栄養状態が悪い

 奴隷だけど、歯並びはすごく綺麗なのでたぶんまだ余裕があるので安心。私「鉄血のオルフェンズ」見た時も同じこと言ってた。まあアニメで歯がボロボロなのしんどいもんな。

モンスターでも

 うんこは臭いんだねってなぎに言われてめちゃ笑ってしまった。あいつら服もろくに着てないのにうんこの臭いはくさくて嫌なんだね。人間は雑食だからじゃない?てなぎ言ってた。え、モンスターにもトイレあんのかな……。あるか……。

おどるほうせき

 容赦無く切り捨てるリュカ、しんどい。まあこのリュカは魔物使ってないんだけど……。久美沙織版ではちゃんとジュエル仲間にしてたし……

ユア君のプレイ設定

 そういえば、「追加キャラクター1」ってなんのことだったんだろ?デフォルトでついてくるスラりんのことなのかな?

スライムの解釈

 内部に目玉があるわけではなく、表面に平面的な視覚機能がついてるってことでファイナルアンサーでええんか?

メタルスライムって

 剣が跳ね返されるってより、ツルッと滑るイメージだった。

「じゃあ、

 あそこで息子が天空の剣を穴に投げ入れて封印されて終わり、で、面白い映画になったというのか?」というYさんの意見に、「え、面白いかどうかはともかく、ドラクエ5の映画を見に来た層は満足だったと思うよ……」と返すしかなかったし、たぶんここがわからない人は全然わからないよねって話。

 

 前半部分こんなに楽しんでたってわかってもらえましたでしょうか!?

 

みんなこれ読んで

 

なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ - ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

「もーほんとこれ!」ってなった。最初からこれ貼っておけばこのエントリいらないぐらい。

 

ドラクエを「台無し」にした映画ドラクエへの賛辞 - えどきの感想置き場

ちゃんと映画のメッセージを受け止めるべき人が、受け止めた、という話。みんなこうなら幸せだった。

 

映画の感想のような呪詛 - ブブンガ村立ヌートリア学園

前回のなぎのエントリ。何よりハッカーを倒してねえだろ!?!?」という指摘に目から鱗が大量噴出した。

オタク全員きもいから現実見せてやろ、て思ってるやつがVRの外にいるじゃん、そいつちゃんと然るべき処分受けた?それかそこまで含めてアトラクション?なめてんのか?