ブブンガ村立ヌートリア学園

まとまった文章を置いておくところ(共同)

ある程度の財力と物欲を持つ凡俗

マロンです。
19日~21日、世間では土日祝の三連休でしたね。後半は天気も良く、絶好のレジャー日和だったのでは?
私もご多分に漏れず、エンジョイしてまいりました。そのことを書きます。
本当に普通の日記ですいません。

まず、景気付けのために、楽しい連休初日、土曜日の午前中は、会社に行きました。
ここでテンションをドン底まで下げて、残りを右肩上がりにする戦法です。私ぐらいになると自然にこういうことができるようになります。年度末など滅びたらいいですね。

滅びたらいい。(二度)

絶望したので夕方から、電車への飛び込みの名所、新小岩に行きました。ほんともうなんなの。どこよりも早くホームドアつけなさいよ。
なんかさあ~「このホームでいっぱいひとがしんだんだな」って思うと街ごと薄気味悪く思えてくるからさあ~。私、レッテル貼りの女王だから……。レッテルバリ女子シングルス世界記録保持者だから……。

そんな新小岩で偶然行われていたので、吉田兄弟のライブ?コンサート?に行きました。前回聞きに行ったの6~7年前かなー、シビックホールとかだった気が。津軽三味線カッコイイよね、習いたい。
ドリフで流れる、あのセットチェンジの曲を弾きたい。

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日曜は池袋で偶然行われていた、「ツキウタ。」という……あれなんて説明するのが適切なんだろう、私もまだフワフワしてるんだけども……

12か月をモチーフにした非実在アイドル(男女それぞれ1名ずつ=24人)のプロジェクトで、それぞれ声優がついてCDをリリースしたり、公式がツイッターで140文字SSみたいなものを流したり、キャラクターグッズが発売されたり、一発逆転を狙っていつもより遠くまで漁船を出してハリケーンに遭遇したり、それを助けようとしたヘリも危険な目に遭ったりするやつなんですけど。
あ、すみません、ジョージ・クルーニー主演の映画「パーフェクトストーム」と混ざりました。

パーフェクト・ストーム―史上最悪の暴風に消えた漁船の運命

パーフェクト・ストーム―史上最悪の暴風に消えた漁船の運命


私こんなにオタクなのに、ゲームでもアニメでもまんがでもないものって、あんまり馴染みがないからやっぱり上手に説明できない。声優に詳しい人はすぐ入ってくるんだろうな。
ストライクウィッチーズも、ワールドウィッチーズまでさかのぼったら何のこっちゃわからんもんな……。ああ、本になってないクイーンズブレイドみたいな感じかなあ?
みなさん、ちょっと想像してみてください。クイーンズブレイドが本になってなくて、代わりに声がついてて、さらにそこからエロを排除します。それが、『無』です。

そのツイッタークイーンズブレイドの、3月モチーフのキャラクター二名をテーマにした公式オフ会が、偶然開催されていたので行ってきました。

なんか、同じ非実在アイドルジャンルであるうたプリ界隈では、いわゆる「同担拒否」(同じ何かのファン同士で交流することを嫌がる人)の過激派みたいなのがいるイメージあるじゃないですか。
まあ、そういうのって、実際あんまりいないってのも知ってるけど。
トンパチは声がでかいからね、目立っちゃうよね。

閑話休題、なので、公式で同担集めて大丈夫なのか?て思ったんですけど、まあ最初から同担集めるって言ってるから、無理な人は来ないよね。
ただそこでもらえる限定グッズとかもあるんで、我慢して来ている人もいるかもしれないわけで。
そういった人がうっかり隣の人を刺さないように、テーブルにはナイフが置いてありませんでした。
ナイス気づかい。

キャラクターの名前つけたメニューをレンチンして、紙のコースターでも与えておけばいいことになってる「○○カフェ」と違って、ちゃんとレストランで開催されたランチ会なので、ご飯がまともに食べられたのは良かったなあ~。
ファンもきっとそのお店の印象が良いものになるから、またここでご飯食べようとか思うよね、きっと。

ただ何せそのアイドルは実在しないし、アニメでもゲームでもないし(※アニメ化は近々するそうです)、こう……
キャラクターからは、「自分たちがプロデュースしたご飯なのでおいしく食べてね」的なボイスメッセージ?がちょいちょい届くんですけど、せめてそれが流れてる間は立ち絵だけでも映すとかしてほしかったなあ~って。

その場にいるのはファンだけであるものの、要所要所でビンゴがあったり、席替えがあったりして、その度にスタッフの人がアナウンスをかけてくれるんですけど、なんか不思議な感じでした。
本当にオフ会って感じ。

面白かったのは、最初にキャラクターから、
「自分の好きなものを嫌いな人だっておるし、逆もまた然り。せやから、みんな今日はネガティブ発言禁止やで。好きって気持ちだけ、前面に出してこな!」
という趣旨の、ツイッター学級会みたいな発言をされたことです。
なぜそれを春くんとひなちゃんに言わせる。春くんが言うならそうしようってなるかあー?そこは言わなくていいし、せめて司会のスタッフさんかmisonoかベッキーでいいでしょ。
あ、ベッキーは今だめか。好きって気持ちだけで走った結果ああなってんだもんな。

ちなみにこの司会スタッフのお兄さん、てきぱきしてて仕切り上手だったんですけど、最後にまたキャラクターからのさようならメッセージで
「拙い司会進行でしたが……」
って言われてました。
その、現場に来てもいない女子から録音であらかじめdisられていた司会のお兄さんの実話を元にした映画が「パーフェクト・ストーム」です。

パーフェクト ストーム 特別版 [DVD]

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翌日は、たまたま渋谷に立ち寄ったら、コロプラの白猫プロジェクト&魔法使いと黒猫のウィズをモチーフにしたコラボカフェがやっていたので、行ってきました。(入場整理番号は3。)
ここはどうやらスイパラで、キャラクターの名前のついたメニューをレンチンするのではなく、察するに厨房をメニューごとに集中させ、順番に作っていました。
なのでセットメニューを頼んでも、ドリンク→デザート→ご飯と、準備の早い順番でサービスされます。

頼むよ。

こう、シチューならシチューだけガーっと作るみたいで、いろんなテーブルに一斉に同じ料理が運ばれるんですが、そんな作り方してるからオムライス来たの、制限時間10分前でねえ。
さすがに追い出されはしないんだけど、なんかもっとやりようはあるような気はしました。
制限時間70分って言ってるのに追い出せないから、多分並んでた人どんどん後ろに時間ずれるんじゃないかしら?

その後喉が渇いたと言ったら、同行者が「いいドブが飲める店知ってんだよ」って言うので、カラオケの鉄人に行きました。
ここは、世界中のあらゆるアニメとのコラボドリンクを提供してくれる夢のようなお店です。
食べログも☆5なんじゃないかな。見たことないけど。

このコラボドリンクってやつが、まあなんていうか、発色重視でして。
最初はパイロット社の赤インクをグラスに注いで、スタッフの人がストローで延々呼気を吹き込むことで、薄く炭酸にして出してたんだと思うんですよ。
でも、スタッフの肺活量ももたないし、それで多分保健所にブン殴られたんでしょうね。
色のついた飲みものにしたらいいってなったみたいで、色のついた飲みものを混ぜて原液で出してくるんです。

これ多分誰も試飲してないんだろうな。飲みもの混ぜてるからまあ飲んでも死にゃしねえだろう、ってことなんだろう。
しかも店によって濃さとか色が違うみたいなので、かっきりしたレシピもない模様です。
まー別に、まずくても原液でも死にゃしないのは確かだし、絵が描いてある紙のコースターさえ引かせときゃ、オタクは喜ぶからな。

私、これらのシステムに関しては、全然否定する気ないんですよ。
お金を出してコースターを引きたい人は引けばいいし、お店は利益が出るならそれでいい。この国は資本主義だし、私は理屈が通ることは好きだし、夜が終われば朝が来るし、「沖縄で豚の軟骨として食べられているのは、実は大半がカピバラ」は嘘だ。
でもさ~、飲食物を提供する側のプライドって、こんなに踏みにじられてていいもんなのかなって最近強く思うようになったんですよ。

ナンジャタウン銀魂コラボの土方マヨ丼見てから思ってるんだけど、現場で作る人は「このキャラをイメージして料理を作る、チャレンジング!Foo!」って思って作ってないじゃん。
白米にポテトサラダを乗せたものを、商品として提供することを強いられるわけですよね。
チェーン店だったら誰か(本社とか)のレシピで作ることはそりゃ普通だけれども、アニメコラボは「美味しいもの」を作るって方向じゃないじゃん。「普通に食えるもの」っていうレベルまでハードルが下がる。
もちろんそこをクリアした上で美味しいものを出そうとする店もありますけど。
それでオタクが店に来て、提供する飲食物にビタイチ喜ばずに、絵の描いてある紙だけ見てることだってあるわけじゃん。

飲食に関わる人間は全員圧倒的向上心を持つべきとは思わないし、消費者は対価を支払って商品と景品を手に入れるわけだから、それを食おうが食うまいが勝手だし、文句を言う権利もあると思う。
けど、ここまでコラボカフェ増えたんだから、そろそろ分別のある人がさ、一般的に日本的だと言われている価値観?倫理観?を大事にしなくていいのかどうかって決めるべき時なんじゃないのかなあ~。
多分、トレーディンググッズだけじゃなくてあえて飲食と絡めたのって、意図(飲食側のうまみ)(食い物だけにうまみ)もあるんだろうからさ。

もうすでに今ウィンウィンで、誰も悲しい思いをしている人などいないならすいません、私のいつもの心配し過ぎ病なので、それに効く薬を処方してください!
この病気で長年苦しんでいるんです!!闘病に必要なのでお金もください!
それとカラオケの鉄人のハイキュー!!コラボドリンクでもらえる音駒高校のバボカ(って名前超ダサい)柄の紙コースターも欲しいのでください!海くんが可愛いんです!!お金なら払うしドブだって飲むからぁ~……頼む~……

このようなオタクの闇を元にして作られた映画が、「パーフェクト・ストーム」です。

NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4

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