電脳世界の文豪ソウル
決められた通りに作ると、決まったものができる
マロンです。
忙しいってのは時間管理のできないバカが言うことなので、そんなバカどもは絶滅しろと思います。そうじゃないですか?
ここのところの私といえば、仕事が忙しいです。
仕事の愚痴を言いだすと、もう、ただただ最終的に「今の直属の上司の人格と、一部の同僚の仕事の仕方が嫌い」ってことで、特に面白くないから書かないですが、嫌いすぎて最近は上司に何を言われても
「うっわ、喋ってる……」
としか思わなくなりました。潮時感すごい。
でも、この時期に忙しいっていうのはさすがに数年目になって学んだので、今年はHARUシティとスパコミに申し込みませんでした。
かしこい……。
というか実は、去年使っていた手帳の1月のところに「1月のオンリーに出たらHARUとスパコミは無理」って来年の私に向けた切実なメッセージが書かれていただけなので、今年の手帳にも書いておかないと、また同じ過ちを繰り返すことになる可能性大。
そんなわけで仕事がめちゃストレスなんですが、人間以外の原因としては、業務内容ががかっちりしてないことなんですよ。
業務の性質的に、臨機応変に人によって対応を変える必要があったりするんです。けど、私は、あの人はこうだけどその人はそう、という対応に「不公平」という印象を受けることが多いので、めちゃ苦手なんです。
実際、いつものことなんですけど、多分私の言い分、正しいんですよ。絶対それは不公平だもん。
私が正しいんですけど、ある程度お目こぼしをする方が円滑に進む、みたいなことが多い業務っていうか。
で、私は前世が竹尺だから、どちらかといえば杓子定規にあこがれていて、決まりごとのファンなので(ここ何度か書き直してるけど語弊が消えないから諦める)、完全に向いてないんですね。
文系のくせにね。
そんなわけで、すぐイライラするし悩むしで脳が疲弊し切っちゃうので、まったくクリエイティブな発散ができず、帰宅してからも寝るしかないみたいなクソ人生を歩みかけてたんですが(そういう意味では〆切の一つ二つあったほうが無理にでも妄想できたな……)、そこで浮かんだ欲求が、
「ジグソーパズルがやりたい」
でした。
決められた形のパーツを決められたところにはめていくと決まった絵ができる達成感、この融通の利かなさ、正しさ、今私に足りてないのはそれだ……。
今までなぜヨドバシカメラにあんなに広くジグゾーパズル売り場があるのかわからなかったけど、今ならわかる、人間には、どうしてもジグゾーパズルをやらねばならない時がある……。
とはいえ、現在住んでいる超高級アパルトメントは1500㎡あるものの、そのうち1497㎡が、触ると肌が焼けるように熱い謎の緑色の半透明の粘膜に覆われているので、ジグソーパズルを作るスペースがないんですよね。
多分皆さんもこどもの頃に、ジグソーパズルを食卓で作っていたら、母親にご飯の準備をするから退かしなさい、なんて言われたことがあるんじゃないですか?
そんで、その下にたまたま広げてあった新聞ごとソロリソロリと移動していくものの、その新聞が読みたいらしい父親が、「ワンワン!ワンワン!」などと言いながら足にじゃれついてきて、片足で「コラ!あっち行け!シッシッ!」とやっている様子がだんだん変化して、「慌」という字の成り立ちとなったりしていたと思うんですけど。
作るのにある程度の面積を必要とするじゃないですか。
なので、乳児用の4ピースぐらいのやつ(木製、持ち手つき)等を作ってはばらし、作ってはばらし、と遊ぶしかないかなと思っていたのですが、そこでamazonを見ていて思い出したのがガンプラの存在。
念のためご説明しておくと、ガンプラとは
「顔面をブン殴られたせいで、首がプラーンってなってる人が作ったガンダムシリーズ関連のプラモデル」
の略で、紙の箱を開けるといろんな色のパーツが枝にくっついたものが入っているので、それをもぎって「アハハハハ!アハハハハハ!」と遊ぶおもちゃです。(もぎったものを組み合わせるとガンダムシリーズに出てくるモビルスーツの形にもなります)
マニアの人であれば、グフのパーツにスプレーで色をつけるための塗装ブースや、グフを油で揚げるための中華鍋、グフを乗せて写真を撮るためのアフリカ象の飼育スペースなどが必要になりますが、ただ説明書通りに組み立てるだけなら、ほとんど場所は必要ありません。
しかも今私が求めているのは、「正しい方法で作ると決まったものができる」娯楽なのです。
幸い1月から放送していたTVシリーズ最新の「鉄血のオルフェンズ」を見たところだったので、店頭に並んでいるガンプラの種類もわかります。
渡りに船*1とはまさにこのこと!
さっそく、これを8個買ってきました。
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そのうち7個は、うっかり例の緑色の粘膜の上に置いてしまい、中に取り込まれてしまったのですが、中身は無事そうなので、いつかあの粘膜が寝ているスキにでも取り戻そうと思っています。
ともあれ残りの一個は無事なので、さっそく箱を開けて説明書通りに組み立てました(ちなみに、ガンプラを、ただ箱を開けて、パーツをもぎって組み合わせて作るだけ、というさまを「パチ組み」と呼びます)。
そしたら今って「パーツを手でもぎるな、ニッパー等で切り取れ」って書いてあるのね。
これ昔から書いてあったのかな?前回ガンプラを作ったのは1歳6カ月の時だし、文字を読めるようになったのは3カ月前なので、わからないんですけど。
おとなしくニッパー使ったけど、あれやっぱ、大胆に、かつ繊細に手を使ってもぎり取りたいな。
もぎってる瞬間にしか「生」を感じられないな。「生」って「フレッシュ」てことだから、「フレッシュプリキュア」の述べ口上
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」
って、ガンプラを作る楽しみのことだったんだなあ。
しかも今のガンプラ、「パチッ」てはまる感じが均一でスゴイ。
昔はもっと、パーツによって「パチッ」「グッシ」「ニュル」「タスケテ」「ズズッ」みたいに感触がまちまちだった気がする。
いや~、こういうのは久々に作るに限りますね。進化を肌で感じられるから。
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映画の話。
バットマンvsスーパーマン、町山智浩の解説買いました。
まあ解説なんて、主観的解釈とかこじつけとかも多々あるもんだけど、聞くのと聞かないので楽しみの種類が変わるな~とも思います。(聞いた方が絶対楽しいとは思ってません)
私は、リテラシーを持っていれば、偏重した意見ってむしろ聞く方が「それは違うんじゃないの」みたいな新しい切り口になるんじゃないかなと思っています。
これって今から思うと、幼い頃から読売系列によるジャイアンツ万歳報道にさらされてきたからだと思うんだよな~。
メディアリテラシーをはぐくむのは、野球オタクの心。人類皆すぐに野球オタクになるべき。
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映画の話2、「リリーのすべて」観てきました。ネタバレします。
世界ではじめて性転換手術を受けた、トランスジェンダーの男性の話。
この主人公は画家で、同じ画家の奥さんもいて、アーティストとして成功もしているんだけれども、とあるきっかけで女性ものの衣類を身に付けたことで「本当の自分」に出会ってしまいます。
今よりずっと性差が重んじられるというか、男は男らしく女は女らしくという時代背景であるがゆえに、自分らしいとは何か、幸せとは何か、といったことが浮き彫りになっていたように思いました。
私もよく思うんですよね、私みたいな「正しいこと好き」の理屈馬鹿にとっては、選択肢のない世界の方が幸せだったんじゃないかなって。
ゴールが明確で、そこさえ目指せば正解で、そこを目指すのもいいし、
そこから明らかに外れて、完全にアイツ変な奴、てなってても良かった気がする。
今みたいに「いろんな生き方があるよね、だからお前の今居る場所も間違いじゃないよ」って言われるほうが、じゃあこの満たされなさと劣等感は何なんだよ!?てなって一人で身もだえる羽目になるし、家で身もだえると例の緑色の粘膜にうっかり触って、ジュッ!ギャー!熱い!てなるし、今あんまりいいことないです。
急に本当のことを語ってすみません。病気なんです。
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で、「リリーのすべて」で行われた性転換手術というのが、
「一回目に男性器を切除する手術、二回目に膣を形成する手術」
と二度行われるものなのですが、
どうやらモビルスーツはすべてこの手術を受けているか、もしくは最初から女性体だということがわかりました。(全部女性体なので繁殖ができないのですね)
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そういやなぎさんのエントリで「すぐマロンとボケもツッコミもかぶる」という話があったのですが、一例を示すキャプチャがあったので貼っておきます。
なぎさんとの仲良し自慢みたいになって本当に申し訳ないんですけど、これめっちゃ気に入ってる。
あと神戸のユーハイム本店のリンゴ入りバウムクーヘンを見て、お題を決めてもいないのに、
「このバウムクーヘンの入った荷物が、空港のエックス線検査で引っかかった時あるある」
みたいなテーマで、偶然何か同じことを同じタイミングで一言一句違わずに発言したことがあって、それが何だったか思い出せないのがすごい気になるのと、
それを思い出そうとして、旅行のガイドブックに載ってた、「港町だから船にちなんだグッズ、イカリのストラップ」みたいなのを見て
「ランボー 怒りのストラップ」
とか言って電車内で気を失うほど笑ったのを思い出してしまって今気が遠くなっています。
なんでこういうのって書くと全然面白くないんだろう……。でも私は面白いから書くよ。ごめんね。
75種だと思ってたら65種だった
なぎです。時間たっちまったねえ。
お花見に行って来ました。
今年も「酒類持ち込み厳禁」「朝早く夜も早い」でおなじみの新宿御苑です。65種の桜があるという新宿御苑です。
朝方に雨が降ったせいもあってかパヤパヤした「言うても内緒で持って行けばええやろ勢」にも遭遇せず気持ちよかったです。新宿にあれだけデカい公園があるっていうのもいいよね〜!NTTドコモ代々木ビルが霧の摩天楼ぶってんのは納得いかないけど嫌いってわけではない。あれがもっと、えーと、出初め式みたいなやつだったら受け入れ易かった。んなわけねーだろ。
まーでもバカなことばっか喋ってた。職場の愚痴すらなかったね。全部空想の話だった。いつも通りだよ。
「モロキュウのモロって何だよ、パンモロのモロじゃなく!?」
「チクキュウって形状から逆ではない?キュウチクじゃない?そこちゃんとしないと怒られない?」
「チクって聞き過ぎてチクがもう乳首にしか思えない」
「胸のちくわ……(須磨寺の四国八十八ヶ所お砂踏みで見た、八栗寺の御詠歌)」
「私は、こう竹輪が縦に胸のところにあるの想像したんだけど、なぎは輪切りの竹輪が乳首にこうなってるって言い張る」
「ていうかキムチは?どういう扱いになんの?キュウリの進化系?」
「何でも許せる方向けってタグ要る?」
「この場合の乳酸菌は擬人化しません、は書いておこう」
「誰がそれ疑うのよ」
「もやしもん的な……」
「ねー言って良い?オイキムチが呼びかけに思えて来た、指名手配のポスターみたいな」
「オイ、キムチ! あっ違った、すみません後ろ姿が似てたからつい!!」
「えーー私って後ろ姿がキムチに似てんの!?」
っていうような話を酒も入らないのに延々と。書き出してみたら全然面白くなくて凄いなあと思いました。
「絶対翌日には忘れてる」って言い合ったけど残念ながら酒も入らなかった場なので覚えてた記念に書き出しといたよ。
あと、紅白の桃の花が「源平の桃」みたいな名前ついてて、私が「ぺいのが白じゃないの?何で逆なの?」って言ってたら、マロンが「いや、ペーならピンクでいいんじゃん?」って返して来たのはすごく好きだと思いました。せめて来年までは覚えていたい気もするけど、どうせ同じ桃を見たら同じことを繰り返すだろうから中途半端な記憶なら消えても問題ない。新宿御苑の大木戸門を見てオーキッド博士がどうのこうのって話も毎年言ってるしな……。何で大木戸門のことみんな忘れてるの?私だけが覚えているエンドレスエイトなの?エンドレス花見なの?
全然関係ない、いや全然ではないけどこの流れで言うのもアレかなって思いつつ思い出したので張っておきます。
とても面白い記事でした。私はきっと同じこと何度でもしでかすし、何度でもマロンとツッコミもボケも被るだろうな〜基本的に記憶力が無いからババアになっても何も変わらない。
そういえば幾つか前の記事で「びえーん田口くんが居なくなっちゃうよ〜どこに消えちゃうんだよ〜行き先教えてよ〜」みたいなこと書いてたんですが、事務所と契約が切れた瞬間にSNS解禁とかタグついて担当美容師やらインストラクターやらが我こそは田口王子の直近ぞと言わんばかりの勢いで写真アップしてくれたので杞憂でした。活動は分からないけど元気なのは分かった。あなたが笑顔で良かった。段々リーガルハイの草の者に思えてきたけども。
生きてりゃどうにでもなるって強く思ったね、あたしゃ。
ところで画像サムネの入れ方?が分かんない。
分からないのが入れ方なのかも分かってない。むしゃくしゃするまでほっときます。
正義と、真実と、思いやりの3Way
マロンです。
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エンタメ過剰要求症
なぎです。
「ヒキニートの高齢化」について話を振られたときにじんわり浮き出て来た自分のトラウマのようなものを書き連ね、読み返したときに「うっわ……」ってなったので消しました。のっけから要らん報告。
いっや〜三連休、別に何も無かったからさあ……前髪を切って、新・映像の世紀を見てた。あのテーマ曲怖過ぎるよね!? 高校の頃、世界史の特別授業で希望者のみ見たんだけどクラスメイトが一人倒れ、三人くらいは昼食を食べられなくなったのを覚えてます。私もとても気分が落ちたので黙ってご飯食べたもん。一日四食の時期だったから食べないって選択肢はなかったけど。
そういうわけでpixivでもPG指定かかってるのはちゃんと避けてる。タグありがたい。タグなかったらまた延々私の脳内でテーマ曲の「パリは燃えているか」がかかるところだった。連鎖で一日四食を思い出すところだった。米は炊けているか。
同僚が週明けに必ず「ねー、何か面白ゴシップないの?」って訊いてくるんですよ。週明けと、あとはぐったり疲れてる時に訊いてくる。
そもそも彼女自身がゴシップ好きなのもあるんですけど、最近社内のキラキラ系と仕事で関わり過ぎてて精神が摩耗しているそうで「ああ〜〜どうせクソの役にも立ちゃしねぇ話なら無責任なゴシップの話題の方がマシ〜〜」って思うのだとか。
まあ分かるよ。興味のない人が延々と話す彼氏の話(笑いどころもオチもない)とか心底どうでもいい。その彼氏が実は結婚詐欺師だったので友人たちと共謀してとっちめてやったぜ! って話なら食い気味に「それで!?それで!?!?」って聞けると思うけど。あるいは、彼氏がプール掃除のバイト先のマダムに食われちゃった上に、俺どうせ卒業するのには単位が足りないしプール掃除向いてるから会社おこそうと思うとか言い出したんだったら「ヒュー!Gleeかよ!」ってなるんだけど。まあGleeはフォーエバーじゃなかったんだけど。しつこいかね、ごめんね。クローズするかもしれないならフォーエバーとか言わないで欲しかったんだよね、別れが辛い。でも最初から負けるために闘う人が居るかよって話なんでしょ、猪木みたいなもんでしょ。閉じるかもしれないけどフォーエバーのつもりでリリースします、って心意気っていうか宣誓っていうか。はぁ。
だからきっと彼女も、ゴシップが好きっていうよりはエンタメ性が低い話を聞かされることに辟易としてるのだと思う。喋るのが好きな人だから、昼休みは喋り散らかしたいってのも分かる。
分かるから、ショーンKなど放っておいて、私がはまってるアニメを一緒に追ってくれりゃ楽なのに……って思いながらWikipediaのショーンKの項目を音読してあげました。またヒャッハー系映画がきたら誘おうと思います。しばらくそれ一色になるから、あれはいい。竹槍に登って反動使って四階の窓から出社するには、竹槍は何メートル必要なんだろうな!?とか話してる方が健康で居られる気がする。
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根の深い病
マロンです。
ブログ書くの楽しいし、すでにツイッターがだいぶおとなしくなった気がします。フォロワーさんに非常に良い効果が出ていますね。
うるさいけど世間体もあって外しにくいフォロワーがいたら、ブログをすすめると良いと思います。
と思ったけど、「ブログでやってろよ」てめちゃめちゃ直接的な悪口だな。ぶぶ漬けどころの騒ぎじゃないな。
じゃあもう、小林製薬のツイデキナナールを塗るといいんじゃないですかね、そいつに。っていうかそんなに嫌ならフォロー切ったらいいよもう。世間体とか言ってる場合か。どうせ狭い世間なんでしょ?
何よりなぎの日記が読めるようになったの超嬉しい。
って下書きに書いてたらなぎが、「自分以外の人が自分のブログに記事書くの楽しい」て書いてて、クッソ……後に書いた方の慣れ合いたがり感……。
いやもうなぎさんに対して慣れ合いも何もないんですけど……。
今後は、毎日毎日会社で日記にPSUのことを書きまくっていたあの頃を思い出していきたいと思います。
あれは本当に最高に素敵で楽しい奇病だった。まあ今何の病気にもかかってないかと言われると微妙なラインだけど。
病気と言えばね、映画を結構観るんですよ。
「結構観る」って言うと映画ファンにマウンティングされそうなのでアレなんですけど、俗っぽいものばっかりだけど観ない人よりは観るし、昔の私よりは観るので、「結構観る」って言います。
ソフト化されたものを見ることはあんまりないので経済への貢献はイマイチなのかもしれないけど、劇場に行くのが好きで、今年に入ってからだと『人生の約束』『さらばあぶない刑事』『シャーロック 忌まわしき花嫁』などを観まして、来週にも諸々観に行く予定です。
あ、キングオブプリズムも観ましたけど。
これ、結構観てませんか?月イチ以上で映画行くって相当映画好きな人じゃないですか?私はそう思うんですけど。
なのにこんなに俳優やストーリーが覚えられないってことあります?
話は場合によっては割と覚えてるんですよ(それでも「割と」)。でもこないだ、「人生の約束」の説明するときに、もう竹野内豊が出てこなかったからね。
検索してビジュアル観たら「ああ、そうそう、竹野内豊主演だった」って思うんだけど、どうやら脳内の情報が「関係性」に集約されちゃってるんですよ。
だから、
「ああいう性格でそういったポジションでこんな役柄の人がどんな役柄の人とどうする」
というところは覚えてるんだけど、画がほぼ記憶から消失してるから、それを誰が演じてたかが後から全然わからないんです。
何ならそれが男だったか女だったかもわからないこともあります。
これが外国人俳優になるとよりアウトです。まず顔と名前が一致しないから。
じゃあ私何を見に映画館に行ってるんだろう。本読んだらよくない……?
風俗みたいなもんなんだろうか。その時だけ気持ちいいけど、前回サービスしてくれた嬢が誰だかわかんないっていう。
受付で、「あの、舌技のすごい子で、津軽弁で、あだ名がヒゲジュゴンで、登場時にダースベイダーのテーマが流れる……」とか説明して指名するしかない。なんなんだよその風俗嬢。あとヒゲジュゴンの段階で受付は食い気味に特定してほしい。あっ、でも、複数いたら「どちらのヒゲジュゴンでしょうか」ってなるか。最初からヒゲジュゴン専門店の可能性も……
存在しない風俗店の話、もうやめていいですか?
この「人間を覚えられない問題」は人生全般に影響を及ぼしています。
今の仕事も結構、外から「人の顔と名前を覚えているだろう」と思われがちの業務でして、これが大変に苦痛です。
本当~に正直な話、診断書を出してほしい。「自分だけが異常にできないけど、病気だからしょうがない」って安心したい。でもこの心の内を吐露したら別の診断書が出る可能性が高い。
違うんだ!この異常なまでの卑屈と考えすぎと理屈っぽさは生まれ持ったものであって、
……ああ、うん、でもいっそ、これも病気なら治療で治ったのかな……(遠い目)
一回ガッツリ一緒に仕事した人のことも、「一回ガッツリ一緒に仕事した人」というだけの情報に置き換えられてるから、それが誰だかはわかんないんですよね。
脳とつながるFTPがアスキーモードしか積んでないんだな。
これ、もう私の方では改善できないので、いっそ、世界のほうが私に合わせてほしいんですよ。
具体的には、決まった役割と、外見と、名前を一致させてほしい。
名前:バッファローマン
(牛ぐらい力持ちだから、牛みたいなつのをつけている)
名前:変なおじさん
(変、かつ、おじさん)
人類、全員こういう風にしてほしい。